ポピーシード
POPPY SEED

ポピーシード

「芥子粒(ケシツブ)ほど」と例えられるもっとも小さいスパイス

日本では「けしの実」の名前でおなじみのスパイスです。ポピーシードは、地中海沿岸や西アジアが原産のケシ科の一年草の種子で、食用には淡いベージュ色の小粒のポピーシードと、ブルーグレイ色をしたやや粒が大きい種類のブルーポピーシードがあります。日本やインド、アジアでは淡いベージュ色のポピーシードがよく使われますが、ヨーロッパではブルーポピーシードも一般的です。どちらも煎るとナッツを思わせる香ばしい香りとプチプチとした食感が得られます。

科名:

ケシ科

主な産地:

ヨーロッパ、西アジア、インド他

香りと味の特長:

ナッツに似た香味とプチプチとした食感

Mascot's Spice
ポピーシード

ポピーシード

使い方のヒント

ポピーシード小さじ1杯 約3g中 6000~9000粒 砂粒ほどの大きさです。香ばしさとプチプチした歯ざわりを楽しみたいなら小粒のホワイト系がおすすめです。クッキーなどの焼き菓子やパンの生地に混ぜ込んだり、あんぱんや和菓子、餅菓子のトッピングに用いたりします。また、おせち料理の松風焼き、味噌田楽、蕎麦に練りこみ蕎麦切りにも使われ、七味唐辛子の材料としても欠かせません。インドではすり潰してペースト状にしカレーのコクやとろみ、濃厚感を出すのに用いられます。ブルーポピーシードはオーストリア、ドイツのハード系ロールパン「カイザーゼンメル」、ポーランドのクリスマスケーキ「マコヴィエツ」、ドイツの「モーンクーヘン」、イギリスの「シードケーキ」などパン、焼き菓子に欠かせません。

スプーン
けしの実ハニートーストの作り方

食パン(6枚切り)1枚にバターとはちみつを塗り、グラニュー糖小さじ1/2、ポピーシード小さじ1~2をトッピングし、トースターで焼く。