ペッパー(胡椒)
PEPPER

ペッパー(胡椒)

最も親しまれているスパイスの王様

胡椒の果実をそのまま乾燥させた黒胡椒は、ドライフルーツのように濃厚で刺激的な風味と辛味があります。果皮を除去して乾燥させた白胡椒はマイルドな刺激に発酵臭が加わった辛味があります。どちらもピペリンという辛味成分に由来します。緑色の果皮の色を特殊な乾燥方法で残したグリーンペッパーは、黒胡椒よりシャープで若々しい風味と口当たりがあります。
ピンクペッパーはペッパーという名が付いていますが、コショウとは別の植物でウルシ科のコショウボクの果実です。赤桃色が美しく見た目を楽しませてくれます。

科名:

コショウ科

主な産地:

インド、マレーシア、インドネシア、ベトナム、カンボジア、ブラジル他

香りと味の特長:

清涼感のある芳香と辛味

Mascot's Spice
ペッパー(胡椒)

ブラックペッパー<サラワク>

ブラックペッパー<マラバル>

ホワイトペッパー(ホール)

グリーンペッパー

ピンクペッパー

ポワヴルメランジェ

使い方のヒント

胡椒は塩と並ぶ重要な食材です。黒胡椒は強い刺激と清涼感、辛味があります。肉・魚の臭み消しには細かい粉末、ステーキなどの肉料理の風味付けやスパイシーなソース、ドレッシング、トッピングや薬味などには粗挽きがおすすめです。目的に合わせてお好みの粒度でお使いください。白身魚、鶏肉、クリームシチュー、チャウダー、グラタンなどには白胡椒が素材の風味や色調を生かすので適しています。

胡椒の辛味は唐辛子の辛味よりは穏やかですが、それでも使用量が多くなると刺激や辛味が強くなりますので注意が必要です。胡椒は和、洋、中、エスニックの惣菜からスィーツまで分野を問わず広く使うことができます。素材の味を引き立て、美味しさを引き出し、風味を改善するのでもっと活用したいスパイスです。

グリーンペッパーは、ドレッシングやステーキ、ソテーなどのソースの香味付けはもちろん、クリームチーズに練り込んだり、パンや焼き菓子の生地に混ぜてお使いください。ピンクペッパーは、主にその鮮やかな色を活かして、サラダやカルパッチョ、ソースなどの彩りに用います。

スプーン
胡椒おにぎりの作り方

ご飯お茶碗1杯、スライスチーズ1枚、醤油小さじ1、ブラックペッパー(コース)少々、塩少々

ご飯の上にチーズをのせ、醤油、ブラックペッパーをふり、チーズが溶けるまで電子レンジ(500W)で30秒ほど加熱し混ぜ合わせる。ラップにのせて塩、ブラックペッパーを振りかけ、ラップごと形をととのえる。

スプーン
レモンペッパーチキンの作り方

鶏手羽中10本、塩小さじ1/3、砂糖小さじ2、醤油小さじ2、レモン果汁小さじ2、レモン果皮(おろしたもの)少々、ブラックペッパー(コース)小さじ1/2

ビニール袋に材料を全部入れ10分置き、トースターで火が通るまで焼く。又はフライパンでソテーする。