ジンジャー
GINGER

ジンジャー

幅広い料理に使えるオールラウンダー

世界中で使われ、日本の料理でもおなじみです。初夏から秋にかけて収穫された新しょうがは、繊維が少なく肉質が柔らかく辛味も穏やかなので、酢漬けや、酒粕漬けなどにします。通年スーパーで売っているひねしょうがは、繊維が固く、辛味が強いのが特徴です。すりおろし、薄切り、千切りにして、煮物や焼き物に使ったり、刺身、冷奴、煮物などの薬味として多く使われます。

生姜を生産している地域では、生しょうがと乾燥しょうが(ドライジンジャー)のどちらも使いますが、自国で生産していない欧米ではドライジンジャーをよく使います。ジンジャーパウダーを使用したブレンドスパイス「カトルエピス」は、フランスのトラディショナルな料理に欠かせません。

科名:

ショウガ科

主な産地:

東南アジア、中国、インド、アフリカ、中米、日本

香りと味の特長:

シャープで爽やかな芳香、ピリッとくる辛さ

Mascot's Spice
ジンジャー

ジンジャー

使い方のヒント

欧米ではジンジャーパウダーをお菓子に使うことが多く、パンやビスケット、ケーキ、チョコレートなどによく使われます。ジンジャーがほんのり香るジンジャーブレッドは、イギリスの定番菓子です。アメリカではクリスマスの前後にジンジャーパウダーを使ったジンジャーマンクッキーを作って食べる習慣もあります。ココアやホットチョコレートにシナモンと一緒に振りかけてもお楽しみいただけます。

ジンジャーパウダーは生のしょうがと同様、肉や魚の臭み消し、下味付け、香り付けにもお使いいただけます。鶏のから揚げや豚肉のしょうが焼き、魚の煮付けなどに。煮物やスープに加える際、火を止める直前に加えれば香り立ちも一層引き立ちます。

スプーン
ジンジャーシロップの作り方

小鍋にジンジャーパウダー小さじ2・1/2、はちみつ大さじ3を入れ混ぜ合わせる。水1/4カップを加えて弱~中火でひと煮立ちさせ、火を弱めて1~2分煮てとろみをつける。

ジンジャーシロップを炭酸水で割れば、簡単にジンジャーエールの出来上がりです。