コリアンダー
CORIANDER

コリアンダー

パクチーブームで一躍ポピュラーにカレーの主要スパイスのひとつ

地中海が原産のセリ科の植物で、エスニック料理の人気とともに、近年日本でも定着し始めました。香菜(シャンサイ)やパクチーの名前でピンとくる方も多いことでしょう。

リーフとシードの両方を料理に使いますが、風味はそれぞれ異なります。リーフは、カメムシのような臭気と評されることもありますが、好きな人はやみつきになる独特の芳香です。シードはリーフの強烈な香味とは一変して、レモンのような爽やかな香りと甘い香りを併せ持った、すっきりとした風味です。

虫のような味と表現されることも多いコリアンダーですが、その名前も主に由来しています。コリアンダーの語源は、ギリシャ語のKoris(コリス)。ローマの学者がナンキンムシの臭気と葉の香りがとても似ているとして、コリアンダムと名付けたのが始まりです。

科名:

セリ科

主な産地:

リーフ:タイ、ベトナム
シード*:インド、モロッコ、カナダ、エジプト
*スパイスとしてはシード(種子)ですが、植物学上では果実の部分にあたります

香りと味の特長:

リーフ:クセのある青っぽい芳香
シード:やや甘くてスパイシー

Mascot's Spice
コリアンダー

コリアンダーシード(ホール)

コリアンダーシード(パウダー)

使い方のヒント

リーフは、タイやベトナムといったエスニック料理や中華料理などの飾り、トッピング、炒め物などに使います。タイのスープであるトムヤムクンには欠かせず、インドではチャツネなどにも使われます。
シードは淡白な味わいの料理とのバランスがよく、チキンやシーフードマリネ、オムレツといった料理に合い、お菓子作りにもよいでしょう。カレーパウダーの材料としても欠かせません。パウダーはホールよりも、控えめな風味で食材と馴染みやすいのが特徴です。スパイスを使い慣れていない方や、更にはスパイスが苦手な方にもお試し頂きやすく入れすぎて失敗する心配もありません。また、デリケートな風味なので、他のスパイスと組み合わせて使われることが多く、世界中にコリアンダーシードを用いたスパイスミックスが存在します。ホールを用いるとパウダーよりも、スパイス感を楽しめます。乾煎り後、荒挽きにしてザクザクとした食感やスパイスの香味を楽しんだり、マリネやピクルスを作る際、風味付けに用いたりすることに向いています。肉団子などの挽肉料理やクッキーなどの焼き菓子にホールを使用すると、シードを噛んだときに時にしっかりと風味を感じることができ、味のアクセントになります。

スプーン
コリアンダーティーの作り方

小鍋にコリアンダーシード(ホール)小さじ1、水1カップを入れ加熱し、3分ほど煮立たせ、茶漉しで漉しながらカップに注ぐ。

お好みでレモンの皮を少々ちらすのも良いでしょう。