マスコットスパイスは
発売50周年を迎えました
HISTORYマスコットスパイスのあゆみ
家庭向けスパイスの販売開始
この頃の日本の家庭では、黒コショウ、白コショウの区別や使い分けはほとんどありませんでした。
当時販売されていた商品は、黒コショウ、白コショウ等をブレンドした「コショウ」が主流でした。
そのような中、マスコットスパイスは、名産地といわれていたマラバル産の「ブラックペッパー」やムントク産の「ホワイトペッパー」にこだわり、ブレンドせずラインナップに加えることにしました。これらを含めた10種類のスパイスから販売スタートし、少しずつ品数を増やしていきました。
パッケージリニューアルと
ラインナップの拡充
瓶やキャップのデザインをリニューアル。この時にハーブやシーズニング、スパイスミックスを拡充しました。
また、90年代前半にはフリーズドライハーブの販売を開始。料理にあわせて選んでいただけるよう一般的な乾燥品とフリーズドライ品の2タイプを揃えました。生鮮ハーブはこの頃はまだ入手が困難で、フリーズドライのハーブは生鮮ハーブの代わりとして使える新しい素材でした。
より洗練されたパッケージへ
プレミアムスパイス※1としてより洗練されたパッケージへリニューアル。
スパイス・ハーブ・シーズニングのラベルを色分け※2し、お客様が選びやすいパッケージにしました。
※1 産地や品質を吟味するだけでなく、そのたたずまいにまで
マスコットスパイスならではの様々なこだわりを詰め込んだスパイス・ハーブ
※2 グレー=スパイス、グリーン=ハーブ、レッド=シーズニング
マスコットスパイス
エンブレムのデザイン
マスコットスパイスのエンブレムの中央に描かれているのは「クローブ」の木をモチーフにデザインしたものです。
スパイスの中でも重鎮的な存在で、奥深さがある「クローブ」、長い間本物の香りをお届けしているマスコットスパイスの想いを表すモチーフとして選びました。
円の周りには< THE SAVOUR PROVEDITORE >「香りの配達人」というメッセージを配しています。
マスコットスパイスは
おかげさまで50周年を迎えました
QUALITYマスコットスパイスの5つのこだわり
1974年発売当時より、それぞれのスパイスの名産地といわれている国や地域のスパイスを中心に厳選。
こだわりとして産地をラベルに表記。
スパイスはその多くが海外からの輸入品であり農産物であるため、安定して入手することには困難が伴います。
マスコットスパイスは、長年にわたる生産地との関係性や独自のノウハウをいかし、専門家の目で厳選しお届けしています。
- シナモン:セイロン島(スリランカ)
- ブラックペッパー:マラバル(インド)
- ホワイトペッパー:ムントク(インドネシア)
- ナツメグ:シアウ島(インドネシア)
それぞれのスパイスには色や形など品質上のポイントがあります。
マスコットスパイスは原料の品質にこだわり、その特徴をいかすことを大切にしています。
こだわりの一例
クローブ
スパイスとして使われるのは釘のような形に見える花のつぼみ部分です。香りが凝縮するつぼみの頭部分が大きく、軸にしっかり付いているものがよいとされます。
カルダモン
スパイスとして使われるのはサヤ状の果実の部分ですが、香りは中の種子に凝縮しています。
種子は熟するほどに黒色になっていきます。サヤが大きく、香り高いものを選りすぐっています。
ブラックペッパー
ペッパーの名産地といわれるインド・マラバル地方のものにこだわっています。
小粒で芳醇な香味とシャープな辛味が特徴です。
日本では見た目の美しさも大切にされます。濃い黒色で粒ぞろいであることも重視しています。
パウダーや粗挽きなど、スパイスには様々な形状のものがあります。
それぞれのスパイスの特徴や使い勝手を考慮してふさわしい挽き方や挽き目(サイズ)を選び仕上げています。
色や形状を活かすため特別な乾燥方法を選んでいるものもあります。
世界のブレンドレシピをヒントに本場の味を再現しながら、日本でもなじみやすい風味を追求したマスコットオリジナルスパイスミックス。
1つのスパイスミックスに数種のバリエーションがあるのもマスコットスパイスのこだわりです。
- カレーパウダー
オリジナル / インドスタイル / 粗挽きカレー / ローストカレー - ガラムマサラ
マイルド / レギュラー / ローストレッドガラムマサラ
発売以来、パッケージデザインのリニューアルを重ねています。
お店で手にとる瞬間から使う時まで、心がときめくような上質なパッケージデザインを心がけてきました。
木目のような質感のキャップとナチュラルな風合いのラベル、どんなキッチンにもなじむようこだわっています。
PROCESSマスコットスパイスができるまで
マスコットのクローブはインドネシア産のものを選んでいます。
クローブは背丈10m以上に成長する常緑樹です。
花が咲く前のつぼみを収穫して乾燥させたものをスパイスとして利用します。
つぼみが開花するとクローブとしての価値が下がってしまうので
開花直前に丁寧に手作業で摘み取ります。
収穫されたクローブは、品質が損なわれないように天日干しされます。
現地で乾燥させたクローブはグレードごとに分けられ、厳しい検査を経て日本へ出荷されます。
自社工場に入荷したクローブはマスコットスパイス品質基準に照らし検査され、人の手で丁寧に選別されます。
手作業で選りすぐったクローブをマスコットスパイス専用の瓶に詰め、ラベルを貼っていきます。
頭部分が大きく、
軸にしっかりついた
つぼみだけを選りすぐり
瓶に詰めたこだわりの
マスコット『クローブ』の完成です。